TOP オーナーコラム ビル管理費の値上げにお困りのオーナー様へ|管理会社を見直すべきタイミングとは

ビル管理費の値上げにお困りのオーナー様へ|管理会社を見直すべきタイミングとは

2026.07.26

ビル管理会社から管理費・委託費の値上げ連絡を受けていませんか?
様々な値上げの影響でビル管理会社が値上げを迫ることが増えています。
「このまま契約を続けてよいのか」「他社に見積もりを取るべきか」とお悩みのビルオーナー様は少なくありません。

清掃・設備管理・警備・法定点検などを含むビル管理業務は、人件費や外注費の影響を受けやすい分野です。
全国ビルメンテナンス協会の実態調査でも、2025年度のビルメンテナンス業務における契約改定率は、民間で10.0%、官公庁で6.2%とされています。ビル管理費の値上げは、今後も多くのオーナー様にとって避けて通れない課題になる可能性があります。

ただし、管理費の値上げそのものが必ずしも悪いわけではありません。重要なのは、値上げ後の費用に対して、管理品質・対応スピード・改善提案・収益向上への取り組みが見合っているかどうかです。

この記事では、オフィスビル・商業ビル・テナントビルなどの事業用建物を所有するオーナー様に向けて、ビル管理会社を見直すべきタイミングや、見積もりを依頼する際に確認しておきたいポイントを解説します。

ビル管理費の値上げはなぜ起きているのか

近年、ビル管理費の値上げが起きやすくなっている背景には、人件費・労務費・資材費・外注費などの上昇があります。

ビル管理業務は、清掃スタッフ、設備管理員、警備員、受付スタッフ、点検業者など、多くの人の手によって支えられています。そのため、最低賃金や採用コスト、協力会社への委託費が上がると、管理費にも反映されやすくなります。

また、全国ビルメンテナンス協会では、ビルメンテナンス業における適正な価格転嫁の重要性についても情報発信を行っています。発注者側にとっても、単に値上げを拒否するのではなく、値上げの根拠や管理内容の妥当性を確認する姿勢が重要になっています。

つまり、値上げの通知を受けたときは、現在の管理会社との契約内容を見直す良い機会でもあります。

管理会社を見直すべきタイミング

1. 管理費・委託費の値上げ通知が届いたとき

最も分かりやすい見直しのタイミングは、現在の管理会社から値上げの連絡があったときです。

値上げの理由が明確に説明されているか、どの業務にどれだけ費用が上乗せされるのか、値上げ後も管理内容が変わらないのかを確認しましょう。

例えば、清掃費、設備点検費、警備費、緊急対応費、修繕対応費など、どの項目が値上げの対象になっているのかを把握することが大切です。

値上げを受け入れる前に、他社の見積もりを取ることで、現在の管理費が相場と比べて妥当なのか、管理内容に過不足がないのかを確認できます。

2. 契約更新・年度切替の前

管理会社の変更は、契約満了や年度切替のタイミングで検討するとスムーズです。

日本企業では4月始まりの年度に合わせて管理体制を見直すケースが多く、外資系企業や一部の法人では1月から12月の契約期間で管理を行っている場合もあります。

いずれの場合も、契約満了の直前になってから管理会社を探し始めると、見積もり比較や現地調査、解約手続き、引き継ぎが間に合わない可能性があります。

管理会社の解約通知は、契約内容によって2か月前までに必要なケースもあります。そのため、余裕を持って検討するなら、少なくとも3か月前には相談を始めることをおすすめします。

3. 管理会社の対応に不満があるとき

管理会社の変更を検討する理由は、費用だけではありません。

「連絡が遅い」「報告が少ない」「対応中のまま進捗が分からない」「見積もりがなかなか出てこない」「トラブル時の対応に不安がある」といった不満がある場合も、管理会社を見直すタイミングです。

ビル管理では、設備不具合やテナント対応、清掃品質の低下、急な修繕など、日々さまざまな対応が発生します。対応スピードや報告体制に不安がある状態を放置すると、テナント満足度の低下や建物価値の低下につながる可能性があります。

4. 空室や収益性に課題を感じているとき

ビル管理は、建物を維持するだけの業務ではありません。オーナー様にとっては、管理コストを適正化しながら、賃料収入や稼働率を改善していくことも重要です。

空室が長期間続いている、賃料が周辺相場に合っていない、テナント誘致に課題がある、管理コストばかりが増えているという場合は、管理会社の提案力を見直すべきタイミングです。

単なる維持管理だけでなく、空室改善、賃料アップ、修繕計画、売却相談まで含めて提案できる会社であれば、建物全体の収益改善につながる可能性があります。

5. 複数業者とのやり取りが煩雑になっているとき

清掃会社、警備会社、設備点検会社、修繕業者、仲介会社など、物件ごと・業務ごとに依頼先が分かれていると、オーナー様の確認作業や連絡の手間が増えてしまいます。

また、トラブルが発生した際に責任範囲が曖昧になり、対応が遅れることもあります。

ビル管理会社を見直す際は、PM業務とBM業務を一括で依頼できるか、清掃・設備管理・警備・修繕・テナント対応までワンストップで対応できるかを確認するとよいでしょう。

2027年4月以降の管理を見直すなら、早めの準備が必要です

2027年4月以降のビル管理会社変更を検討している場合、早めに準備を始めることが大切です。

管理会社の変更には、現在の契約内容の確認、解約通知期限の確認、見積もり依頼、現地調査、管理仕様の整理、引き継ぎなど、複数の工程があります。

例えば、2027年4月から新しい管理体制に切り替える場合、以下のようなスケジュールが目安になります。

  • 2026年10月〜12月:現在の契約内容・管理費・管理仕様を確認
  • 2027年1月:新しい管理会社へ見積もり相談・資料提出
  • 2027年2月:現地調査・見積もり比較・管理内容の調整
  • 2027年3月:現管理会社への手続き・引き継ぎ準備
  • 2027年4月:新しい管理体制で運用開始

契約によっては2か月前までに解約通知が必要な場合もあるため、実際には3か月以上前から動き出すと安心です。

見積もりを依頼する際に用意しておきたい資料

管理会社へ見積もりを依頼する際は、できるだけ多くの資料を用意しておくことで、より実態に近い見積もりを出しやすくなります。

主な資料は以下の通りです。

  • 現在の管理契約書
  • 現在の見積書・請求書
  • 建物図面
  • 設備一覧
  • 清掃仕様書
  • 警備・受付業務の仕様書
  • 法定点検の報告書
  • 修繕履歴
  • テナント構成
  • 建物の延床面積・階数・用途が分かる資料

図面だけでも概算見積もりは可能ですが、管理範囲や設備内容が不明な場合、見積もりの精度はどうしても下がります。

契約書、仕様書、点検報告書、修繕履歴などがあると、現在の管理内容を正確に把握しやすくなり、不要な業務や重複コスト、逆に不足している管理項目も確認しやすくなります。

管理会社を変更するときに注意すべきポイント

安さだけで選ばない

管理費の値上げをきっかけに見直す場合でも、単純に安い会社を選べばよいわけではありません。

見積もり金額が安くても、清掃回数が減っている、点検範囲が狭くなっている、緊急対応が含まれていない、報告体制が不十分といった場合、結果的に建物価値やテナント満足度を下げてしまう可能性があります。

見積もりを比較する際は、金額だけでなく、対応範囲、報告体制、緊急時の対応、改善提案の有無まで確認しましょう。

管理範囲を明確にする

ビル管理には、清掃、設備管理、警備、受付、法定点検、修繕対応、工事手配、テナント対応、リーシングなど、さまざまな業務があります。

どこまでを管理会社に任せたいのかを明確にしておかないと、見積もり比較が難しくなります。

特に、PM業務とBM業務を分けて依頼している場合は、一括管理に切り替えることで、連絡窓口の一本化や業務効率化が期待できます。

引き継ぎ期間を確保する

管理会社を変更する際は、鍵、図面、設備資料、点検スケジュール、緊急連絡先、テナント情報などの引き継ぎが必要です。

引き継ぎが不十分なまま新体制に移行すると、トラブル時の対応遅れやテナントへの案内不足につながる可能性があります。

そのため、管理会社変更は余裕を持って進めることが重要です。

新栄不動産ビジネスでは、一括管理によるコスト削減と収益改善をサポートします

新栄不動産ビジネス株式会社は、全国7エリアに拠点を展開する建物総合管理会社です。管理物件数は700件以上。オフィスビル、商業ビル、テナントビル、ホテル、病院、大使館、学校法人・教育施設、データセンター・官公庁施設など、さまざまな用途の建物管理に対応しています。

当社では、PM業務とBM業務を一括で対応し、清掃、設備管理、警備、受付、法定点検、小修繕、長期修繕計画、テナント対応、リーシング、売却相談まで、オーナー様の資産運用を幅広くサポートしています。

複数業者に分かれていた業務を一括管理することで、連絡窓口を一本化し、重複業務や不要なコストを削減。オーナー様の手間を減らしながら、建物の維持管理と収益改善を両立します。

また、清掃業務や工事対応も含めて自社対応できる体制を整えており、現場ごとの状況に応じた柔軟な対応が可能です。

空室改善・賃料アップ・コスト削減までご相談いただけます

新栄不動産ビジネスでは、単なる維持管理にとどまらず、オーナー様の収益最大化を目指した改善提案を行っています。

例えば、空室が長期間続いている物件では、募集条件や建物の見せ方、改修提案、リーシング施策を見直すことで、稼働率の改善を目指します。また、周辺相場やテナント状況を踏まえ、賃料アップの可能性についても検討します。

これまでにも、オフィスビルやテナントビルにおいて稼働率の改善、賃料値上げ、管理コストの見直しなど、さまざまな収益改善の実績があります。

管理費の値上げにお困りの場合も、単に管理費を下げることだけを目的にするのではなく、管理コスト・稼働率・賃料収入・修繕計画を含めて総合的に見直すことが重要です。

ビル管理費の値上げにお困りの方は、まずは見積もりをご相談ください

現在の管理会社から値上げの連絡が来ている場合や、2027年4月以降の管理会社変更を検討している場合は、早めに見積もりを取ることをおすすめします。

新栄不動産ビジネスでは、現在の管理内容や建物の状況を確認したうえで、清掃・設備管理・警備・法定点検・修繕対応・PM業務まで、建物に合わせた管理体制をご提案します。

図面のみでの概算見積もりも可能ですが、契約書、仕様書、点検報告書、修繕履歴などの資料をご用意いただくことで、より実態に近いお見積もりが可能です。

「値上げ後の管理費が妥当か知りたい」「今の管理会社の対応に不満がある」「空室改善や賃料アップまで相談したい」「複数物件をまとめて管理してほしい」といったお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ:管理費の値上げは、管理会社を見直す良い機会です

ビル管理費の値上げは、人件費や外注費の上昇を背景に、今後も発生する可能性があります。

しかし、値上げをそのまま受け入れる前に、現在の管理内容や対応品質、収益改善への提案力を見直すことが大切です。

管理会社を変更するタイミングとしては、値上げ通知が届いたとき、契約更新・年度切替の前、対応品質に不満があるとき、空室や収益性に課題があるときが挙げられます。

特に2027年4月以降の管理体制を見直す場合は、契約手続きや引き継ぎを考慮し、少なくとも3か月前には相談を始めると安心です。

新栄不動産ビジネスでは、ビル管理の一括対応により、オーナー様の手間を減らしながら、コスト削減・空室改善・賃料アップ・建物価値の維持向上をサポートします。

ビル管理費の値上げにお困りのオーナー様は、まずは現在の管理内容の見直しからご相談ください。